|
2011年度の入試がすべて終わりました。経済不況が続き、受験生は私立は減少の傾向がみられたものの、人気校はやはり倍率は高く難しいと感じました。大きな難易度の差は昨年に比べてないと思われます。
今年度の年長さんは春と夏の合宿でかなり意欲的になり、夏以降は良いペースで皆さん仕上げることができました。春合宿まではなかなか何をして良いかわか らないといったかたが多かった印象です。絵画コースも1月から開設しても、その時には必要性が理解できなくて夏期講習でとる、というような傾向が見られました。7月までの月例テストや公開模試等のデータをもとに統計と照らし合わせて、弱点をアドバイスしたり勉強法を確認したりを意識して行います。うまく効果が上がらない方には、面談で冷静に話し合います。私の分析は試験までの時間とその子の素質、家庭環境、教室の授業数などを考えてどこまで行けるかを考えます。私の指導法に従っていただければ、秋のゴールにはたいてい間に合いますが、そこには真摯に向き合うことが必要とされます。今回ももっと早くそのレッスンを取ってくれたら、もっと早くから家庭学習のペースをあげてくれたら等感じていた生徒さんもいました。でも、私の信念は諦めないことで、どんなに課題 があったとしても長所があれば必ず伸びると思っています。焦らず、秋までに仕上げることを考えるのです。
入会の遅かった方は色々なレッスンの必要性を理解してくださるまでに時間がかかることや、直前まで力の伸びる可能性があるために志望校の選定が早めにで きない等デメリットがあります。願書配布の頃から提出日までの間に、志望校を変えた方や追加した方がいましたが、難関校を9月に受験を決めたのでは願書も 書けないし、傾向を把握することもできません。成蹊、早稲田の共学校を淑徳とともに受けるなら、5月には意識して取り組んでいただきレベルアップコース、 みんなで一緒に遊ぼうコース(行動観察コース)の受講、願書の研究をしていただくと余裕が出てきます。豊明、立教志望の方もレベルアップコースで夏まで頑 張り、夏期講習以降は学校別コースに進みます。
難関校を狙う方は5月までに基礎をしっかり固めていただき、苦手なものを把握して、それを普通のレベルに持っていくことをお勧めします。そのためには体操、絵画制作のどれにも満遍なくあたり、早めに取り組むことが一番です。「先んずれば人を制す」はぴったりの言葉です。用意周到の方、レッスンに忘れ物の ない方、お休みのない方、遅刻のない方はもちろん合格への一歩を着実に歩んでいます。
夏以降は開設したばかりのアフタースクールで年長さんの受験対策まで行う「プチアフター」を企画し、レッスン前後もお教室で過ごしお友達と一緒に受験のペーパーや巧緻性訓練をしていました。私とアフタースクールの先生と連携を取って、時間の余裕がある時は個別指導に近い苦手分野指導もできました。保育園 に行く代わりにアフタースクールという方もいて、お弁当持ちのプチさんが受験直前にたくさんいました。勉強量も保てるし、お母様も時間的に余裕も出るので 好評でした。今年の受験の特色はプチアフターが大きな力になったとも言えると思います。
プチアフター筑波対策パスポートでは7名の生徒さんの利用があって、私も教材作りに力を入れて試験前日まで頑張りました。おかげで二次考査合格は4名も出ました。筑波に4名とは、大きな喜びでした。息子が受験してから筑波の傾向はかなり理解していたので、役に立ちたいという願いがあったのです。しかし、三次考査(抽選)にどなたも外れてしまい、また大きなショックにおそわれてしまいました。この時ほど、国立小の仕組みに虚しさを感じたことはありません。どうしても、この学校に行かせたいと思うお子さんが合格してくれて、抽選で落ちた時、しばらくは意欲喪失状態でした。
力があるということを自信に持ち、入学する学校で頑張るというプラスの方へ向いてくださることを祈りたいです。筑波対策に関しては間違いないと確信しましたが、私立でないと合格しても行けないことがあるので、また私立に関してはさらに難関校への理解を深めていきたいと思いました。淑徳小には22名(内部進学2名含む)もの方が合格し、補欠もすぐに繰り上がりました。
幼稚園受験では白百合幼稚園はじめ淑徳幼稚園、日体幼稚園に合格していただきました。
小学校、幼稚園受験コースともに面談もご両親とできたこと、願書もほぼ全部目を通して拝見できたこと、1日も受験が終わるまでレッスンを休まず続けることができたことが今年の自分の良かったことです。小学校51校、幼稚園7園皆さんからの合格のプレゼントをいただきました。
今年の教訓、「早めの学習態勢が合格への鍵」「難関校を受験したい方は基礎固めを早く、願書も早く仕上げる」「いろいろな塾やお稽古の掛け持ちは一切やめる」「教室のご父兄は仲良く」を来年度に継続して、合格していただきたいと思います。
私の抱負は必要とされるレッスン・教材を考えること、ご父兄の希望に添った志望校合格です。後任を育てながら、アフタースクールとの連携をはかり来年度も頑張りたいと思います。
2010年12月25日 室長 矢崎絵美
|