
幼稚園受験と小学校受験に大きなウエイトを占める行動観察は、ペーパーをやれば身につくことではありません。
家庭でいつも子供がどのように過ごしているかが大きく影響します。
そして、大事な観点は「協調性」です。すなわち「他人の気持ちが理解できる子」、「場の空気を読める子」になる事です。自分の我儘ばかりを通しては集団行動では「協調性」はなしと見られます。譲ることができ、どうしたら楽しく遊ぶ事ができるかは、そのような暮らしをしていないと学べません。
親が楽しく遊ぶ事や、他人に対しての接し方をお手本として見せる必要があります。ペーパーテストで得点を高く
上げても、他の行動観察では余り伸びが見られないとなると、難関校はもちろん、私立小学校は望めないのです。
例えばこんなテストがあります。
◆集団制作のとき材料がたくさんあっても、ハサミが1つしか用意されていない
この時に誰がはさみを使うかは黙っていたのでは、制作が進まないですね。使いたい人がたくさんいる時は、どのような順番で使うか、という事を提案しなくてはなりません。黙って早い者勝ちにしてしまい、喧嘩をしてしまうのはよくないことは当然です。そ の場のみんなの気持ちを察して、「みんな使いたい?では、1つ切ったら次の人に回そうか?」などと話せたらどうでしょう。みんなが賛成して、「はいどう ぞ」「お先に」などと話せるかもしれません。その時に、誰とも話さないし、制作にも加われない子供はいうまでもなく、不合格です。
◆提示された遊具で、決まりごとがありそのお約束を守り遊ぶ
決まりごとだけは守れるけど、楽しそうに遊びに入っていない子供もいます。表情が生き生きしていない子供は一
目で分かります。ましてや、お行儀の悪さやおも ちゃの取り合いは、減点あるいは失格です。一緒の場所にいて、喧嘩もせずにそれぞれおもちゃで遊んでいてもお友達と関われないと評価は低くなってしまいま す。声をかけても、そこから楽しい遊びの展開がないと話すこともなく意欲がなくなります。
◆ 勝ち負けを競い合うゲームする
自分のチームを応援する事はもちろんですが、応援の仕方が問題。相手をけなすような声のかけ方は、あまり感心できませんね。また「もっと早くしてよ」「あなたが遅いから」などと言っては、意欲があり勝つために頑張ったとしてもその一言で吹き飛んでしまいます。
このような例は、数多く目にします。子供をよく見る学校では一目瞭然で良い子とそうでない子を見分けてしまい
ます。 入試の直前になってからでは躾けは間に合いません。人との関わりあいは実際の場面でしか学べないのです。ペーパーもしなくてはならないし、運動もしかり、 人との関わりは一番大切なところです。お母様お父様は受験をするとなった以上は、これほど今までに忙しく毎日を過ごす時期はないと感じる でしょう。 四季を意識させ、休日は戸外で四季折々の遊びをさせて、家庭内の躾も確認しお友達としっかり関われる様にこの一年心がけて頂きたいです。あくまでも、幼稚園受験・小学校受験はペーパー(知育)だけではないということを肝に銘じて下さい。 親も子も成長できるのが幼稚園受験・小学校受験なのですから。
◆まとめ
・他人を思いやる気持ちはお母様・お父様が示して教えましょう
・場の空気を読める子供にしましょう(会話や提案が必要な時に、適切な対応)
・遊ぶ時のお行儀は大丈夫か確認しましょう(寝転びや足が開くのはいけません)
「みんなで一緒に遊ぼうコース」(行動観察対策コース)
・素朴なおもちゃでみんなと楽しく遊ぼう
・少ない道具で譲り合いながら、制作をしよう 親子で関わりながら遊んでみよう
・大勢で伝承遊び グループでゲームをしよう
受験体操コースと異なる点は重点が人と関わること(楽しく遊ぶ事)です。 ご家庭でも幼稚園でも教えてくれない、人との関わりを実体験で学びましょう。 集団でいる時に輝ける子供を小学校は求めています。
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